大谷翔平の移籍先、やはり本命はパドレス!ヤンキース、ダイヤモンドバックスは脱落する

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12 /05 2017

まだ霧がかかったような薄らぼんやりとした中で、当ブログでは一年前から大谷翔平は金では絶対に動かない、超売り手市場故に、どちらか一本に絞り込むことなく必ず二刀流でメジャーへ移籍することなる。その移籍先はパドレスこそが最有力であると断言してきました。

「2017年、大谷翔平の移籍先としてパドレスが最有力な理由」

そして今やパドレスが本命であることはもはや疑いようもなくなってきました。例えば最終候補の7チームの中から3つ程度に候補が絞り込まれるとしても、まず間違いなくパドレスはその中に入ることになる。そこまでは断言できる。

しかし2012年ドジャースこそ大本命と言われた中で、日本ハムが大逆転したように大谷翔平との面談によって他のチームがパドレスをひっくり返す可能性はまだ十分に残されている。あくまでパドレスが本命ではあるが、出し抜いてくるチームが出てくる可能性があるかないかと言えば、0とまでは言い切れない。

ここまでのダイジェスト。

「大谷翔平は戦略的にチームを厳選すべきである 二刀流にフィットするチームの条件を戦略的に考える」

「保守的な常勝が義務づけられている大都会のビックマーケットで大谷はキャリアをスタートさせるのがベストなのか、それとも育成に力点を置きながらも、いずれはジャイアントキリングを模索している革新的な地方のスモールマーケットからキャリアをスタートさせるべきか、どちらを大谷二刀流は戦略的に選択すべきかは自明なものとなってくる。」

「大谷翔平の移籍先は、おそらくメジャーで唯一この9月に6人ローテを実践したチームになる!」

「来年ダイヤモンドバックスの施設を日本ハムが来春キャンプで使用することとどうして大谷がバックスへ移籍するという結論に結びつくのか、その因果を直結させる理由が私にはよくわからない。Dバックスの元ドジャーススカウトは2016年末時点でも尚、二刀流について懐疑的なスタンスを崩していなかった以上、大谷のバックス入りという話はにわかには信じがたいのです。」

「大谷翔平がヤンキースを選ばないと確信したその理由 記者会見を通じて」

「結論

大谷翔平は向こうのメディアで有力視されているヤンキースを選ぶこともなければ、パドレスを差し置いてダイヤモンドバックスを選ぶこともまずない。当ブログとしてはそう結論する。」

「プレゼンするにあたって大谷翔平を獲得するための最重要ポイントとは何か、かくしてヤンキースは選ばれない!」

「なにより二刀流に対するチームの姿勢、哲学、歴史観、その本気度こそが最終的に推し測られようとしている。新たな歴史を作るという一種の使命感のようなものに突き動かされている感覚がとても大事になるのではないだろうか。

そうした感覚を随所に言葉によって表現できるチームがこの争奪戦を制することになる。」

ふつうに考えれば二刀流をするにはDH制があるところを選ぶのが当然であると今のいままで考えていたのですが、だからこそ大谷翔平ならば敢えてナリーグで二刀流をチャレンジして結果を残そうと考えるのかもしれません。

たとえば大谷翔平の気質を知っていればこそ、こういうプレゼンはどうだろう。

「DHのないナリーグで二刀流でとても満足な結果が出せるわけがないとみんなは思っている。だからこそパドレスで二刀流の結果を出すことに価値がある。そのためにはわれわれはあらゆる努力を惜しまない」

結論

大本命はパドレスである。大谷翔平がパドレス入りすることは野球の神様によって宿命づけられている。

また外れるのだろうか。(汗)

なぜ野村克也は大谷二刀流がメジャーで失敗に終わって欲しいのか 30チームに拡張されたメジャーのレベルはほんとうに下がったのか

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12 /01 2017
大谷二刀流の成功によって日本のプロ野球の歴史を大きく変えたと言っても過言ではない栗山監督への世間の高い評価が認めがたく、強烈な嫉妬も相俟って、野村克也はどうしてもメジャーで大谷二刀流が失敗に終わってほしいことが先日のインタビューでも透けて見えてきました。もしこのまま大谷二刀流がメジャーでも成功すれば、栗山監督への評価は日米の野球とベースボールの歴史を変えた人物ということになり、栗山監督へ向けられる更なる高い評価を野村克也は率直に認めることができないということなのでしょう。

大谷翔平自身でさえ、プロに入れば投手か打者かどちらか一本に絞らなくてはならないと思い込んでいたことが日本ハムの入団記者会見等でも明らかになっています。そこへ魔術師・三原脩を心服する栗山監督が、「誰も歩いたことのない道を歩む」ことを大谷が目標としているならば<二刀流>を現代に蘇らせるというアイデアがあるとプレゼンし、100%日本球界入りはないと断言していた大谷獲得への奇跡の大逆転勝利を収めることになります。

そして現在、大谷二刀流はMLB全体を揺るがすほどのインパクトを持ち、大谷翔平のポスティングは2017年ストーブリーグ最大の関心事となっています。

知性を売り物にする野村克也について、本物の知性があるのか、野村克也こそ反知性主義者の典型的な人物であると当ブログでは記事にしてきました。その記事の支持数は100や200を超えてしまっているわけですが、今回は張本や野村克也が言う我々の頃は16チームしかなかっためにメジャーのレベルが高かったという意見について反駁を試みます。

さてところで張本や野村の全盛期に入る1962年には、MLBでもエクスパンションが行われており16チームから20チームへと既に増えていました。当時のアメリカの人口がざっくり2億人弱です。そして現在の人口は3億超に突入しています。

1960年には2億から選ばれし20チームに所属するメジャーリーガーだったのが、現在では3億から選ばれし30チームに所属するメジャーリーガーということになります。母数の大きさに鑑みた時、必ずしもチームの数が増えたからレベルが落ちたという理屈にはなりません。

更に1962年当時と決定的に違うのは、ドジャースが1980年代に入って中南米の選手発掘を皮切りに、1990年代に入ってからは韓国や日本にも進出し、選手のマーケットが一気に国際化した点を見落としてはなりません。

メジャーリーガーの出身国人数です。

1962年 20チーム

アメリカ 692人 その他13か国  68名 (ドミニカ 9名 プエルトリコ13名 ベネズエエラ2名 他) 

2017年 30チーム

アメリカ 1055人 その他24か国  439名(ドミニカ 170名 プエルトリコ30名 ベネズエエラ112名 他 日本11)

1962年に比べてヒスパニック系が爆発的にシェアを伸ばしていることがわかります。

典型的なヒスパニックの名前 (思い当たるはずです。複数います)

ペーニャ
ロドリゲス
ゴンザレス
ロペス
フェルナンデス
マルティネス
ラミレス
サントス
オルティース
クルーズ
カブレラ
ソリアーノ
ゲレーロ
モリーナ
イズトュリス

複数はいないもののバティースタ、カノ、プホルスなどももちろんヒスパニックですが、例えばイヴァン・ロドリゲス、Aロッド、Kロッド。ロドリゲスだけでも3人メジャーを代表する選手がいます。彼ら抜きに近代のメジャーは語れません。こうしたヒスパニック系の選手たちが張本や野村が絶賛するウィリーメイズの頃はほとんどいませんでした。カブレラにしても、3冠王のミギーのみならず数多くのカブレラがMLBに在籍していることは指摘するまでもありません。

20チームの方が30チームよりも少ないために、だからそれだけ昔の方がエリートクラスの選手が集まっていたためにレベルが高いと考えるのは余りに浅はかなのであり、実に恣意的なモノの見方をしていると言わざる得ない。むしろ客観的に母数との対比で眺めた時、20チームであった昔よりも、母数は格段に増えており、ベースボールの国際化が一層の拍車がかかっているために、競争の原理が強く働くようになり、30チームに増えてもむしろレベルは上がっていると結論できるのです。

母数が変わらず20チームから30チームへ増えているならば、野村や張本の説にも一理はあったのですが、現実に母数は増えていることを見落としてはならない。

守備シフトにフライボール革命に進化の歩みが象徴されるように、野球文化を歴史的に眺めても クイックや投手分業制 エンドラン 100球制限など あらゆるものが システマティックに磨き上げられているはずです。技術も洗練され 練習方法から肉体や食事の管理 トレーニング方法かなどあらゆるものが総合的に進化していきます。セイバーメトリクスひとつ取っても日進月歩です。選手の体の大きさも昔よりも統計的には大きくなっています。4シームのの平均球速もここ10年でもはっきりと上がっています。グローブの開発等によって 内野の守備率なども大幅に向上をしています。投手も昔の球種としてはなかったバックドアだフロントドアだカットだと実に多彩になっています。

野茂や松井といった10年以上メジャーリーグに在籍していた選手たちが口を揃えて、自分たちがプレーしていた頃よりも現在の方が10年前よりもレベルが上がってきているとも証言しています。16チームから30チームへ・・・だからメジャーがレベルダウンしているという張本や野村の見せ掛けの論法に惑わされてはなりません。

日米野球の勝敗を見てください。

1934年 MLB選抜 16勝0敗 全日本
1951年 全米選抜 13勝2敗2分 全日本
1960年 SF    11勝4敗1分 全日本、巨人
2014年 MLB    3勝4敗  全日本

1934年委来日した際にはルースは一塁に日傘を差しながら守ったとか、時には寝っ転がりながら守備につくというエピソードも日米野球には残っています。それでもルースの頃はほぼ完勝でメジャー選抜は戦いを終えています。それだけ日本とアメリカではレベルに差があったわけです。張本や野村の1960年頃はまだ歯が立たなかったものの、全敗ということはなくなり、ここ10年における勝敗はいい勝負をしており、事実、2014年にはMLB選抜に勝ち越しを決めています。レギュラーシーズンでは勝ち目はないもの、短期決戦ではひっくり返す可能性あるところまで日米のレベル差が埋まってきたことを意味しています。

WBCでも日本が2回連続も優勝したわけですが、それは単に運だけではない。WBCではアメリカ代表は本気ではなかったなど見苦しい言い訳をしつつも、一方でデービットソンの疑惑の誤審を重ねるという醜態まで晒しています。

なぜ四割打者は絶滅種と化したのか?

にも示したように、この世界に時間が流れる限り、あらゆるものはライフサイクルの中を流転するものです。物事には必ず誕生があり、黎明期があり、やがて成長期が訪れ、いずれは成熟期へ移行する。この成熟期へ入ると進化できるスペースが必然的に狭くなるために、仮に日米ともに進化の歩みをしていても、成熟期に入った途端に進化は必ず鈍化するために、後から追いかける日本の野球から見ればMLBのベースボ―ルのレベル差が野村や張本の頃よりも相対的に差が縮まっていると見なすことが可能です。すなわち、メジャーのレベルが下がっているのではなく、あらゆるものがライフサイクルにある以上、その宿命として日米間のレベル差が経年で小さくなっていることが日米野球の勝敗でも明らかになっているということなのです。

張本が言う昔の日本のプロ野球の方が今よりもレベルが高かったということなど絶対にあり得ないように、野村が言うように現代のメジャーのレベルが下がっているということも絶対にありないことです。ちなみに張本や野村のようなモノの見方をノスタルジアバイアスと言います。昔はよかった 素晴らしかったという思い込みであり、残念ながら知性の欠如が成せる業であるとしか言いようがありません。

ではどうしてこのようなバイアスに張本や野村は嵌ってしまうのでしょうか。

「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。 多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」

ユーリウス・カエサル

結論

野村克也が栗山監督への嫉妬故に、未だに二刀流が失敗に終わってほしいという潜在的な願望を通して、今ある状況も眺めているならば、万一大谷二刀流がメジャーで成功した場合、自らのプライドを守るために上手に辻褄を整合させようとすれば、メジャーのレベルが下がったと結論すれば、栗山監督を絶賛しなくて済むことになる。

野村克也はカエサルの言葉を十分に噛みしめるべきではないのか。

野村克也という人物は非常に頭もいいし勉強家であることは言うまでもありません。ただこの件に限らず、どうしても固定概念やバイアスを排除しきれないのは否めない。例えば、弱者の戦略に拘るのもいいのですが、発想を転換させて、弱者を強者にして勝つという発想に野村は至りません。こうした自らは弱者でなければならないとするのも一種の野村的な固定観念であり、そうしたものに囚われず弱者の戦略も駆使するが、強者の戦略も状況によっては駆使できる融通無碍な態度を示したのが三原脩でした。

なぜ当ブログにおいて野村克也よりも三原脩の方を高く評価するかというと、カエサルの言葉を三原脩は自覚していることが自伝などを読んでいるとはっきり伝わってくるからです。三原脩、栗山英樹というラインは野球界においては極めて珍しいリベラルアーツの系譜にあり、この三原-栗山ラインは野球界においても、かなり特殊であると言えます。

リベラルアーツの系譜とは何か。固定概念やバイアスを排除できるだけの幅広い教養を持ち、リベラルアーツをベースボールを捉える際の重要な源泉としている極めて数少ないタイプであるということです。すなわち絶滅危惧種でもある<真の知将>に類型される監督たちであると言えます。

もしブログが閉鎖する前に機会があれば「なぜ栗山監督には固定概念がないのか」というタイトルでも記事を書いてみたいと思います。

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プレゼンするにあたって大谷翔平を獲得するための最重要ポイントとは何か、かくしてヤンキースは選ばれない!

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11 /26 2017

大谷翔平の軸足である左足が浮いて右足一本打法で打っていたバッティング練習のシーンが流れた際、昔、書いたハーパーの記事のアクセス数が伸びたことがありました。

それがこの記事。

左の軸足が完全に浮くブライス・ハーパー  そのバッテング技術

大谷はハーパー好きでその打撃技術を研究しているから、同じ軸足の使い方をしているのだということが最近知りました。いきなりタイトルとは全く関係のない話でしたね。

さてこれまでドジャースについてはコメントを全くしてきませんでしたが、もとは守備シフトもマドンが始めたというよりも正しくはフリードマンこそが守備シフトを本格的に導入したGMであり、データを揃えてそのアイデアを出したのは他ならぬフリードマンです。もともとレイズ出身でもあり、革新的な発想の持ち主であることは間違いないでしょう。大谷二刀流についても限りなく柔軟な対応を見せるはずです。

ワールドシリーズ制覇にあと一勝まで迫り、現在地区5連覇中の強豪に対して、ふつうの選手ならば高校時代の経緯も踏まえれば、すんなり入団ということも考えられるもの、「誰も歩いたことのない道を歩む」を信条とする大谷翔平はふつうの価値観では推し測ることができないだけに、正直どうなるかはよくわかりません。

一方マリナーズのGMのコメントを見る限り、「最悪のシナリオとは、保守的になりすぎて球団の歴史を変えるようなチャンスが巡ってきても何もしないでいることだ。」とも言っているように本気度が言葉によってはっきりと表現されています。ドジャースは投手のパイオニアである野茂を獲得し、マリナーズは野手のパイオニアであるイチローを獲得して以降、この両チームは数多くの日本人メジャーリーガーを輩出してきました。

マリナーズに岩隈がおりドジャースにはマエケンがいる、だからこの両チームは大谷の選択肢から絶対に消えるというものでもありません。しかし先発の大谷にはまっさらなマウンドがよく似合うように、二刀流のパイオニアとして全く新しいことを始めるにあたって、日本人がいないチームで一からメジャーのスタートを切りたいという気分が大谷翔平にあったとしても、決してわからない話ではありません。

ヤンキースの首脳陣がボーナスプールの金額やブランド力によって自軍有利であると勘違いしていることは、よもやないでしょうが、もしそう考えているとしたらその時点でこの争奪戦の負けは確定したも同然でしょう。巨大な大谷翔平の才能についても、一粒で二度おいしい的なヤンキース首脳陣の発言を見る限り、極めてプラグマティックかつ表層的に二刀流の価値を捉えているような気がしてならない。

大谷翔平を獲得するにはもっと深い目が必要となるのではないだろうか。

日本ハム最下位の初年度に大谷二刀流は大バッシングを受けました。にもかかわらず、どうして諦めることなく大谷翔平はここまでたどり着くことができたのか。最下位当時、栗山監督を擁護する記事・コメントなど全体の15%もなかったはずであり、打てない近藤をなぜ使う、二刀流ふざけるなという論調で物事を観る目のない数多くの偽物たちが罵詈雑言を栗山監督に浴びせかけていました。

大谷二刀流が再びこのメジャーの世界でも試される時は必ず来る。

そうした試しにあったとしても、メジャーの歴史を切り拓く同志として、フロンティア精神をもってこの二刀流を是非ともに成功させたいという強い意志を言葉と熱意で示したところが、おそらくこの争奪戦を勝ち抜くことになる。もし二刀流が駄目なら、簡単に諦めてその時は投手一本に切り替えればいいという生半可な覚悟では、到底、パートナー足りえない。二刀流の育成プランや起用プランも大事ではあるが、何より初志貫徹、その覚悟の程を大谷翔平はチームを選ぶ際、ひとつのキーポイントとして考えているのではないのか。

メディアも含めて環境ということになるが、例えばニューヨークメディアのバッシングに晒された時、最下位でバッシングにあった栗山監督のように身を呈して、ヤンキースには二刀流を守り抜くような気概が果たしてあるだろうか。これまでの様々な動きを見てきた限りハルにもキャッシュマンにも、それだけのパイオニア精神もなければ哲学も持ち合わせていないように私の眼には映るがいかがだろう。

コストパーフォーマンスに異様にこだわるハル・スタインブレナーからすれば観客動員の点からも大谷は有用であり実に好都合ではあるだろうが、ボーナスプールの金額の多寡や見せかけの二刀流起用プランでもって大谷翔平のゲットすることはおそらくできない。栗山監督は大谷二刀流をやるにあたって、一年や二年で結果が出ないからと言って、すぐに放り出すわけにはいかないと不退転の気持ちでもって事に当たったことは間違いありません。

コストパフォーマンスや有用性というプラグマティックな自軍都合の物差しだけで、大谷二刀流を眺めているようでは、その時点でアウトであるということです。どのような厳しい現実にも怯むことなく立ち向かうだけの確固たる歴史観、栗山監督自身が大谷二刀流の深奥に夢を見ているような知性を内包したロマンティシズムを互いに共有することがどうしても必要となる。

結論

日本ハムのカルチャーに最も近しいチームこそが、大谷獲得レースのゴールまでの最短距離にいるはずであり、メジャーの中で最も日本ハムのカルチャーを熟知しているチームは必然有利となる。もし日本ハムの革新性をもテイクオーバーするチームがメジャーにあるならば、そのチームに決まることになるだろう。セイバーメトリクス的には選手の一般的なピークは28~29歳だと言われている。保有期間6年。大谷翔平、弱冠23歳。入団にあたっては甘い顔をして2年や3年でいざとなれば二刀流を放り出せばいいという皮算用はこの争奪戦においては絶対に通用しない。なぜならば本物のパイオニア精神を持ったチームを見抜くだけの心眼を大谷翔平という選手は持ち合わせている、そう当ブログは信じている。

大谷翔平が日本ハムに入った経緯について、よく思い出してもらいたい。二刀流という現実ではあり得ない餌で栗山監督は大谷翔平を釣り上げたとする下種そのもののコメントが散見されたが、栗山監督は二刀流についてその本気度は彼らの思惑を超えてガチだったということが、歴史をもって証明された。

条件も大事ではあり言わずもがなではあるが、なにより二刀流に対するチームの姿勢、哲学、歴史観、その本気度こそが最終的に推し測られようとしている。新たな歴史を作るという一種の使命感のようなものに突き動かされている感覚がとても大事になるのではないだろうか。

そうした感覚を随所に言葉によって表現できるチームがこの争奪戦を制することになる。キーワードは継続性。日本ハムからはじまった大谷二刀流をメジャーにおいてもリレーのようにバトンを継承する意志のあるチームを選ぶはずであり、入ってしまえばこっちのものと考えているチームを大谷翔平は選ぶことはない。

最有力視されているヤンキースはないだろうと思う。


大谷二刀流を実践できるポテンシャルを持ったメジャーリーガーにゴロゴロいる、というメジャー通の言説に惑わされるな

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11 /22 2017

例えばアーロン・ジャッジは強肩であり、最速97~8マイルのスピードは出せる。しかしアーロン・ジャッジは実際にマウンドにあがって後ろから勢いもつけずに、制球や時にはランナーを気にしながらいったい何マイルの4シームを投げられるというのか。

イチローというメジャーでもレジェンドレベルの強肩外野手がいる。実際にそのイチローがマウンドから投げた4シームは若いころの全盛期でもせいぜい93マイル程度である。イチローファンにも申訳ないが客観的に見れば、投手イチローはもちろんメジャーでは通用しない。

あるいは新庄剛という間違いなくイチロー以上の強肩であり、動画を見ても確実にアーロン・ジャッジよりも強烈なボールを外野から返球するアウトフィルダーがいた。その超強肩の新庄が阪神時代に投手をやってもせいぜい150km程度だったのである。動画を見ても一目瞭然、当時における外野手新庄の強肩は現在のMLBにおいても指折りの強肩として十分に通る。

マウンドから実際に投げてNPBを完封できるレベルのピッチングを展開しかつ160kmを軽く超えることと、外野からの送球で97・98マイルあるいは100マイルを投げられることは全く意味が違うことをまず我々は知るべきだろう。

また打者大谷のように東京ドームの天井に直撃できるだけのパワーを全盛期のイチローや新庄はもちろん持っていなかったが、筒香にも外野の天井に直撃できるだけのパワーはない。松井レベルでなければ外野のドーム天井直撃弾は無理である。

結論

マウンドから100マイルを連発し、かつドーム外野の天井直撃を放つだけの身体能力を持っている選手はメジャーでもゴロゴロいないことなど明らかである。例えばハーパーに外野天井直撃弾は十二分に可能であるがマウンドから100マイルを連発できるだけの投手としての才はガチであるだろうか。

並外れた柔軟性と筋力のバランスを兼ね備えた身体能力がなければ、大谷翔平の二刀流ようなパフォーマンスをたたき出すことは不可能である。桁外れの身体能力の持ち主。それが大谷翔平だということになる。

大谷翔平が二刀流でメジャーデビューすることは確実ではあるが、それを真っ向から否定してきたのは他ならぬメジャーの厳しさを知っていると言ってはばからないメジャー通を自認する人たちであったことは改めて強調しておきたい。


大谷翔平は戦略的にチームを厳選すべきである 二刀流にフィットするチームの条件を戦略的に考える

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11 /18 2017
メジャーの歴史においてセイバーメトリクスを戦略に組み込んで目覚ましい結果を出したチームと言えば、言うまでもなくマネーボールでも有名なオークランドです。スモールマーケットのチームを如何に強いチームにするのかとビーンが考え抜いた結果、それまでの常識を捨て去って、セイバーメトリクスを駆使することによって、一定の成果を出しメジャーの歴史に大きな足跡を残すことになります。

そのオークランドの成功を後ろから見てセイバーメトリクスの有効性をはっきりと確認したエプスタインは、その技術を用いて、ビックマーケットのチームが実践したらどうなるのか実験をやってみた結果、ルースの呪いを破ることに成功しました。強者の戦略としては、OAKの弱者の戦略を包摂してしまえば、後はマーケットの大きさによって一気にアドバンテージを得ることが可能になる。

マネーボールのオークランドに限らず守備シフトの革命を起こしたのはレイズのマドン監督であり、フライボール革命のフロントランナーであったのは、弱小時代のアストロズである。

オークランド、レイズ、アストロズ。いずれも共通するのはスモールマーケットであるという点にあります。およそ革新的な出来事というものは、成功を収めている強者、伝統を重んじる保守的なメインストリームからは生じないことを歴史的にも示唆しています。

「大谷の二刀流に反対していた人たちは誰か 改めて検証する」より抜粋

「幕末好きで日本のプロ野球の歴史に革命を起こしたいという栗山監督と大谷の意志が二刀流というアイデアによってがっしりとベクトルを一にした。すなわち二刀流によって時代に革命をもたらそうとした点において、栗山監督と大谷翔平は監督と選手という垣根を超えた同志であったのではないのか。」

なぜ大谷翔平が惹かれる明治維新は、薩長土肥から始まったか?

中央にいた幕府そのものがこれまでの既得権益に縛られて時代の変化を正しくを読み解くことができず、自ら変革することはできなかったからであり、既成概念に囚われない、中心から遠く離れた地方の雄藩から身軽な数多くの志士が誕生しはじめて革命は起きました。

これらを踏まえて考えていった時、保守的な常勝が義務づけられている大都会のビックマーケットで大谷はキャリアをスタートさせるのがベストなのか、それとも育成に力点を置きながらも、いずれはジャイアントキリングを模索している革新的な地方のスモールマーケットからキャリアをスタートさせるべきか、どちらを大谷二刀流は戦略的に選択すべきかは自明なものとなってくる。

平たく言えば、ヤンキースは二刀流の大谷が戦力になるかどうかという観点を重視して捉えているのに対して、大谷は本来の力を発揮するためにも育成に力点を置いてチームを見ている。ここに大きな認識の齟齬がある。

また投手と打者のプロスペクトがメジャーへ上がるまでの時間を統計的に眺めても、圧倒的に投手の方が早くメジャーへ昇格しやすいというデ―タもあるように、大谷二刀流を順調にテイクオフさせるには、ピッチャーズパークの方を選択するのが戦略的にも理にかなった選択であると言える。

なぜならば二刀流を出来る限り早くチームメイトにも認知させることを考えた時、まずはメジャーという異質な世界に適応がよりしやすいピッチングで実績を作る方が、セイバーメトリクス的には容易いと考えられるからです。この順番を間違ってはいけません。

ヒッターズパークであれば投手大谷とっては不利だが、同時に打者大谷にとっては好都合であるとして発想を変えればいいと物事を単純に相対化して眺めることをもって、戦略的とは言わない。物事には優先順位というものがある。パークファクターという観点から考えていった時、二刀流は投手大谷に重きを置くべきであり、それが戦略的であるということです。

短所となる可能性の高いものを引き上げるというよりも、まずは長所となる可能性のあるものを伸ばす方向性が大事になる。

なぜダイヤモンドバックスをおすすめできないのかというと、チェイスフィールドがクワーズフィールドにつぐメジャー屈指のヒッターズパークであるということ。更には二刀流はフロントも含めたチームの組織全体がベクトルを一にできないとなかなか成功しにくい中、果たして未だに二刀流を否定する頭の固い人物がいるバックスのようなチームで大谷二刀流は成功するのかという疑問は大いに残る。

ほんとうに義理人情だけで、二刀流を否定しているようなフロントが一部にいるチームへ大谷は行くのだろうか。それよりも大バッシングの四面楚歌の中にあっても、共に志をもって耐え抜いた栗山監督との絆の方が今の大谷にとっては数段、大事であることは推察するまでもありません。

戦略的には目的に向かって意識も含めてベクトルが一つに集約されていることが極めて大事になってくる。

結論

大谷二刀流にフィットするチームの条件。

●戦略性が高くローテ5人制などには決して縛られない革新的で柔軟性のある組織であること。
●大谷二刀流を育成し起用するだけの猶予をたっぷり与えてくれるチームであること。
●できればDH制がありホームが天然芝でかつピッチャーズパークであることが望まれる。

もしも大谷翔平が二刀流によって革命をメジャーで起こそうと思うならば、戦略的な観点からしてナリーグ限定で考えればダイヤモンドバックスよりも、パドレスを選択すべきなのではないか。言うまでもなく、ペトコパークはメジャー屈指のピッチャーズパークでもある。

大谷二刀流というプロジェクトは、大谷個人の手を離れて不可能であると思われている世の常識を根本からひっくり返す<革命>を野球の枠を超えてベースボールの世界においても起こそうと静かな野望を抱いている。

分業化こそが進化の歴史そのものであったメジャーの歴史において、大谷二刀流を成功させることのインパクトを正しく捉えることができるのかが争奪戦の勝負の分かれ目になる可能性もある。メジャーのGMはともすれば自らのチームの人気や力を戦略的に如何に強くするのかと考えがちではあるが、栗山監督や日本ハム、大谷翔平が見据えているものとは、一チームの勝利という範疇を超えてもっとその先の遥かなる地平線を睨んでいる。

一つだけ言えるのは最速165kmを投げられる投手でありながら、日本のプロ野球においてとは言え、5試合連続本塁打、OPS1.000を超える野球選手は世界でただ一人だけです。バムガーナーに165kmを投げることはできません。

まさしく世界の一人の逸材。しかしそうした天才も置くべき環境を見誤れば、成功する革命もとん挫する可能性は否定できない。大谷二刀流を成功させるにあたっては戦略的にチームを厳選すべきである。

お知らせ

もしブログを継続する際のお知らせは 本日作ったツィッターでお知らせします。記事はまだしばらくここでアップしていきます。


大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

当ブログのポリシー

「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。