ホズマーのギャンブルスタート それがKCの進化した印(しるし)

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11 /02 2015


「やはりラルーサは名将である 短期決戦の箴言」でも繰り返し述べてきました。短期決戦の終盤、僅差の状況というファクターが重なれば重なる程に、勝負は運の要素が強くなるために、一か八かのギャンブルを仕掛けるのは正しいと。スモールな野球を信条とするなら、あのホズマーのギャンブルはたとえアウトになってもOKであり、思い切ってギャンブルを仕掛けろという文化がKCには醸成されていたはずです。たしかに暴走ぎみではありますが、ホームでアウトになっていても個人的にホズマーの走塁を決して批判することはなかったです。

12回のペレスに代えてのダイソンにヨーストの勝負師としての姿を見た気がします。昨年までは「KCヨースト監督に見る 真のリスク管理とは何か」にも書きましたが、ヨーストは攻撃にしろ継投にしろ慎重さ故に、後手を踏みまくっていました。しかし2014に大舞台の経験を積んだことも大きいのでしょう。昨年のWSでは全く見られなかったケインとダイソンがここ一番で盗塁を仕掛けてきた。ここだけを比較してもKCは大きく成長しています。もちろん、きっちりと3塁への進塁打するというスモールも見過ごせません。

「MLB 戦いの原理を求めて」流 2015ワールドシリーズのポイントにも書いたように、すべてWSの5試合においても一度はNYMはリードするシーンがありました。しかしKCが自らの戦うべき己が優位となる土俵へ相手を連れてきて、そこで組み合って相手を叩くという戦略がワールドシリーズにおいてもまた功を奏しました。

ヨーストの好采配を含めて、KCの隙のない野球、スモールベースボールの完全なる勝利であったと言っていいでしょう。ワールドシリーズを制するには何が必要なのか、KCは格好の材料を提供してくれた気がします。ベースランニングとかギャンブル性とか進塁打とか守備力とか、緊迫した場面になればなるほど、スモールな要素が軽視できなくなる。

最後に、敢えてもう一度だけ繰り返します。


「(NYMは)弱いから負けたのではない。ミスをした方が負けたのである。」


WSに進出してくるチームはどこも強い。2014KCも決して弱かったわけではなく、ボウチー監督との力量の差、監督のミスで負けました。それも2015ではヨーストも華麗に修正してきました。実にお見事であり、心から拍手を送ります。


とにかくKCファンの皆様、おめでとうございます。それからハービィは素晴らしいピッチングでした。

大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

当ブログのポリシー

「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。