アトリーこそがNYMをひとつにまとめた最大の功労者である

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10 /19 2015
「LADはプィーグを放出するべきである」という記事の骨子は、短期決戦におけるチームケミストリーの重要性にあります。大一番の戦いに際して如何にチームが結束できるのかという点は、ベースボールがメンタルなスポーツでもある以上、決して軽視してはならないポイントとなっています。孫子という軍事家も<人の和>の重要性を説いている。

現在のNYMの強さは強力な投手陣が揃っていることや投打のバランスなど戦力の充実もありますが、見過ごせないひとつがテハダ欠場によるチームの団結力にあります。単に勝つという目標だけでなく、テハダのためにも結果を出すという強い意気込みがチーム全体に漲っていることは想像に難くありません。そしてLADに足らざるものとはまさに、このチームの団結力にあります。大一番でイーシアと監督のもめるとは、必ずそこに至るまでの過程があるということであり、それだけチームが団結していないことの証明ともなっている。

ベースボールとは数のスポーツではあり統計学からアプローチすることも大事です。しかしセイバーメトリクスというキメの粗い網でもっては掬いきれない戦いの重要な要素は数多くあります。
メンタルの強さ 経験 団結力 組織力 運の強さ 直感に基づく洞察力 戦術としての奇襲の威力 


こうした数字にはなかなか表れない<無形の力>へも焦点を当てながら、包括的に「戦いの原理」に対してアプローチしてゆく必要がある。むしろセイバーメトリクスによって数字でさまざまなものがよりクリアで明らかになればなるほど、これからは数字では表現できないものに対しても、正しい戦略的アプローチをしているチームが今後のMLBをリードしてゆくようになります。STLなどはその代表的なチームであると言ってもいいでしょう。これは歴史の必然です。だから歴史を正しく学ぶならデジタルなセイバーについて学べば学ぶほど、数では表現できないアナログなものへより積極的な関心を寄せていかなくては本当は嘘です。

過去は偉大なる智慧の箱。 統計学は偉大なる智慧の力。

セイバーメトリクスに偏り、スモールを単純に否定してはならない。その偏った誤りについてこれからも数々の記事によって明らかにしてゆくつもりです。数では表現できないアナログなものの中には、オールドスクールが大事としてきたものがザクザクと宝の山のようにある。だからその宝物を現代においてセイバーメトリクスと整合させながら、より戦略性の高いものとして蘇らせようとすること。それが「MLB 戦いの原理を求めて」というブログを立ち上げた目的でもあります。

セイバーメトリクスについての理解が深まれば深まるほど、オールドスクールに対して一定の敬意を示すようでなければ本物ではない。そんなポリシーを個人的にはずっと持ち続けています。

参考記事

なぜOAKはプレーオフで勝てないのか?

LAD新社長フリードマンのゴードンを放出した戦略とその誤算


大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

当ブログのポリシー

「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。