栗山監督の二刀流を成功させたその信念

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05 /22 2015
野村は栗山を真っ当に評価などしたことありません。栗山監督の2年目最下位をホッとし内心喜ぶ姿を隠そうとすらしなかったのが野村でした。「 力がないから最下位ということになる。一年目の優勝は風が吹いただけ。」


稲葉や宮本については相当にかわいいらしく、今後期待するとはっきり本に書いている一方、栗山監督の優勝にはいちゃもんをつけるだけであり、2年目最下位をもって、やはり栗山監督の優勝はフロッグであったとしてどうやら大いに安心したようなのです。ある意味 正直者でもある野村ならでは、その点実に本においてストレートに表現しています。


栗山監督からもどういうわけか野村監督を恩師して慕うような発言がこれまたほとんど聞かれることがない。人として単純に相性が悪い可能性もあります。野村チルドレンという意識は栗山にはおそらくない。


そんな栗山の背番号80は日本ハム初代社長にして、魔術師として異名を馳せた日本プロ野球史上、最高の監督の一人である三原脩の背番号にちなんだものであることは日本ハムのファンの方ならよく知っていることでしょう。大谷を二刀流にすると決断したその一番の背景には、あぶさんのモデルともなった永淵洋三を二刀流として育てた三原脩の存在にありました。


野村は二刀流の話を聞いて開口一番、プロをなめるなという発言をしていますが、張本をはじめとする日本ハムのOBからも、大谷の無謀とも思える二刀流反対の大合唱が鳴りやまず2年目最下位にあって、ここぞばかりに栗山監督は四面楚歌の状態に置かれました。それでも 栗山監督は絶対に二刀流の夢を諦めなかった。なぜなら、もし三原脩が現代にあって大谷を指導していたなら、二刀流を成功させてみせたという強い信念を持っていたからです。


二年目の最下位にあって日本ハムのファンからも非難ごうごうであった。なぜ打てない近藤をあそこまで買うのか等々それはすごかった。そんな逆境にあった栗山監督に対して 当ブログは敢えて栗山を擁護する記事を書いたことがあります。


日本ハムのここ10年の全盛期は、ダルビッシュを絶対エースとして、選手として全盛期を迎えていたセカンド田中 センター糸井という日本代表のレギュラーレベルのセンターラインを中心にして、その脇をベテランである稲葉や金子を野手陣ではがっちり支えるとともに、投手陣では武田勝が最盛期にもあってダルにつぐ二番手として君臨し、抑えには武田久がその仕事をきっちり果たすという極めてバランスの取れた布陣の時代と言っていいでしょう。


しかし栗山就任時期に合わせるかのようにして 日本ハム自慢のセンターラインであった<ダル 糸井 田中>はすべていなくなり、脇を支えていた 稲葉・金子・両武田も完全ポンコツ化しそれが数字でもはっきり表れたのは2013という年でした。外人も怪我し、唯一の頼みであった中心選手であった中田翔まで骨折による戦線離脱。


大谷も一年目であり、センターラインもベテランも外人も、中心選手も不在であり、2013日本ハムはないないづくしでした。これだけ戦力がなくていったい他の監督なら何か成し遂げることができたのでしょうか?つまり日本ハムは全盛期を超えてちょうど2013は完全なる衰退期に突入していたというのが、客観的な事実です。この衰退期を次なる全盛期を迎えるための再建期と言い換えてもいいです。この再建期にあって栗山は将来のチームの中心になると踏んでまだ高校卒業して間もない、大谷や近藤や他等々を育てざる得なかった。


どうか他のチームもよく見ていただきたい。

この再建期に5年どころか10年以上も費やすような 広島や横浜のようなチームも実際にあるのです。この再建期をたった一年という時間だけでふたたびチームを再生させつつある、栗山という監督はそんなに無能な監督なのでしょうか?野村は阪神の再建期にいったい何年費やしたのでしょうか。最下位で放り出したのが野村克也です。

その点 じっくり考えた方がいいです。


某SNSサイトでは日本ハムファンが栗山監督を侮るようなコメントを連発していました。黙って見守っていましたがそれはまるで栗山監督よりも遥かに野球に通じているような口ぶりでした。しかし彼らが何を言おうと 栗山監督はすでに3つの大きな仕事を成し遂げています。


●日本プロ野球史上、5年連続ERA1点台というダルという大エースを欠いて誰もが不可能と考えていた監督就任一年目での優勝。
●指導者として前人未踏の大谷の二刀流 史上初の10勝10発を実現。大谷を世間のあらゆる逆風から守り切った信念。
●わずか1年で再建期を乗り切ったその力量。

後世から振り返ってみてフェアーに栗山監督を眺めるだけの距離を取ることができた時、栗山という監督の真価が適正に評価されることになるはずです。


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大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

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写真は古代ギリシャの神殿。