カーショウと心中すべきだったのか 短期決戦は継投が鍵を握る

未分類
10 /11 2015
7回グランダーソンに四球を与えて満塁になったところで、カーショウと心中せずに、マッティングリー監督はバイエズというセットアッパーに交代をしました。なぜ絶対エース・カーショウと心中しなかったのか、誰もが考えたことを私も考えました。しかし冷静になって7回のカーショウを振り返ると、BB/9が1.00台であり1試合で2個のBBすら出すことはないカーショウが、たった1回の7イニング目に3BBを与えるという投球内容から、明らかにいつものカーショウではないと監督は限界を感じ取ったのかもしれません。ちなみにLADホームで投げた試合で昨日のように4BBを出したのは2014 2015には一試合もありません。明らかな危険信号を示していたと言っても過言はありません。 唯一の4BBは特殊な気圧の低いコロラドで一回あったのみ。

このバイエズ、平均のファーストボールのベロシティが97マイルを超えており、K/BBもほぼ6.00であり、FIPも2.51というベンチの信頼を勝ち取るには十分な成績です。もしも継投ならあの場面でカーショウを繋ぐとしたら、バイエズ以外にまず有りない状況であった。


結果が出てから、さも俺は最初から分かってたよという認知バイアスを<あと知恵バイアス>と言います。プロセスを無視し、結果論によって不当に評価するバイアスです。これを防ぐには結果から逆算して見るのではなく、プロセスそのものにフォーカスするという訓練が必要です。ほんとうにカーショウと心中という結論しかあり得なかったのかどうか。カーショウを引っ張り過ぎて昨年は大失敗。もし昨日のあの場面で続投させて打たれたら、結果論によるバイアスによって続投を絶対視する人は「やっぱりカーショウは大舞台には弱い」もしくは「昨年までのミスを同じように繰り返す。引っ張りすぎ、監督の継投ミス」という言葉として必ず表現することになります。バイアスを意識化しながら野球を観るという訓練を積む人は極めて少ないです。残念ながら多数はバイアスに無自覚であり、自分が見たいように野球を見るだけです。


結果は継投のミスである。カーショウ続投でも間違いとは言えないが、しかしあの時点でバイエズへの交代する判断そのものは、失点を防ぐために確率の高い判断をしたという意味で決して間違ったものではない。結果と判断の是非を分けて私なら考えます。 もちろん、結果論ではなく広島の緒方のように判断そのものが明らかにミスしているケースも多々あります。監督で広島は負けました


それはともかくカーショウは普段通りのピッチングをどうしてもPOになると見せることができません。大舞台でいい結果を出さなくてはというメンタル面がパフォーマンスに何らかの影響を与えていると考えるのが妥当であるような気がします。7回4BB、まずシーズン中ではないことです。確実に言えるのは昨日のカーショウもふつうではなかったということです。松井やバムガーナーのように大舞台になればなるほどより心が静まり不動心によって、集中力が研ぎ澄まされてくるタイプと長嶋茂雄やオルティースのように大舞台になればなるほど、魂がバーニングし潜在能力を引き出してくるタイプの2種類のタイプがいます。大舞台に強い選手にも陰性と陽性タイプがある。


そして大舞台に強いタイプがいるということはその逆もいるということです。ARODとかカーショウが大舞台に弱いタイプとして今のところ分類されることになります。今後のカーショウがどうなるかはわかりません。ただベースボールとはメンタルのスポーツであるということ。このメンタルのスポーツであるという論点についてもいずれ記事にします。




HOUも継投ミスによって逆転されました。カズミアいいボール投げていたんですが、(2点差もあり続投でも良かったのではないかと率直に感じました)HOUには勢いがあるが経験がないことをフィールズの投球を見てまざまざと思い知らされた試合でした。KCが勝つとしたら、昨年の経験値とAL最高の勝率を残した地力という強みがある。第三戦以降の戦いが楽しみです。現在はまさに互角の状況です。短期決戦の要諦は継投の是非にあるとはラルーサの箴言です。 今後もPO共通しての大きなポイントということになりそうです。


CHCには勢いも力もあります。ただSTLにあってCHCにないものとは経験です。CHCのシーズン中の戦力分析をするとNLを勝ち抜くだけの戦力は持っています。投打の総合WARではNL1位です。映画のシナリオ通り、ヤギの呪いは解かれるのでしょうか



大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

当ブログのポリシー

「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。