巨人、福田を永久追放してはならない そしてピート・ローズ

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10 /07 2015
かなり頭がすっきり整理されてきたので記事をupしておきます。おそらく大多数で占められる世間の意見とは大きく食い違うが、私と同じような意見の人は10%程度はいるものとも考えています。なぜ私がローズに対するマービン・ミラーの意見が直感的に正しいと感じ、大多数の世間を覆う空気に違和感を感じているのか、その根拠を熊崎コミッショナーが間接的に教えてくれた格好です。

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世間において永久追放の連呼の中、まず最初にホッとしたのは今回の事件に対する熊崎コミッショナーの極めて冷静な対応である。「八百長に抵触する可能性のある自軍の試合を対象にした野球賭博は永久追放」であるが、2軍にいた福田が巨人1軍の試合へ八百長行為に及ぶことは物理的に無理である。もし仮に福田の働きかけによって1軍の巨人の何億ももらっているレギュラークラスの選手が八百長によって敗退行為をしたとしても、現実的にチームや個人の成績を落とすことによって選手の高額年収が下がるリスクが大き過ぎて、リターンとしては億に近い金を手に入れられなければ、誰も危ない橋を渡ることはないだろう。福田は野球賭博はしてもまず八百長には手を染めていないと私は結論する。(だからこそMLBというNPBの10倍を稼ぐリーグでは選手の高額年俸こそが八百長の防波堤にもなると言われる。)後はこれからの事情聴取にもよって展開が変わってくる可能性はあるが、現時点で記事を読む限り、この点コミッショナーは冷静に観る人であり福田を八百長扱いで裁定することはおそらくまずないに違いない。

一方「自軍に関わりのない他の試合に対して野球賭博を行った場合は無期限も含む基本1年の失格処分」となる。福田はこちらの規約によって裁定される可能性の方が現段階では高いと思われる。規約などおかまいなくヒステリックに永久追放を叫ぶ人が多い中、早計に結論づけることなく個人としては熊崎コミッショナーのいい意味での慎重さを感じると共に、大いに評価されるべきだと考えている。まして野球賭博はしていない笠原がコミッショナーから永久追放されることなど絶対にあってはならない。どうか世論に流されることなくこの裁定の部分については冷静な対応をコミッショナーには求めたい


個人的には全く賭博はパチンコ競馬も含めてやらないが、闇の賭博であっても仲間内の飲み代レベルのものであれば、日本中至るところで繰り広げられているのが現実である。友人の会社で甲子園の優勝チームに一口タバコ2箱分で賭けるのが恒例だという人もいる。しかし今回の福田のように万単位の金をベットし胴元が闇の世界の人物であった場合、負ければもちろん福田は巻き上げられるが、仮に福田が勝っても賭博の情報をリークするなどと脅されて勝ちをチャラにされるどころか、最終的には口止め料を支払わされるハメになる、これ程簡単なシナリオが福田にはわからないのか?その理由が私にはわからなかった。つまり向こうからすれば福田が賭博で勝とうが負けようが、金を巻き上げることのできるいいカモである。大相撲の野球賭博で、大関が脅されていた事件なども福田は野球一直線で全く知らなかったとでもいうのだろうか。


自軍にかかわる試合にピート・ローズは闇賭博を行った。この点において福田よりも遥かに悪質ではある。しかし首の皮一枚残ったと言えるのは、ピート・ローズはやはり八百長を行っていないという点にある。メジャーリーグの規約も日本同様に「野球賭博をした者は1年間の出場停止、自軍に賭けた者は永久追放処分とする」と定められている。なるほど文字通り見ればピート・ローズの処分も妥当であると言えるだろう。


だが、ここで今一度踏み留まってよくよく考えてもらたい。自軍に賭けた者が永久追放になるというこの規定には前提がある。その前提とはブラックソックス事件を背景にして作られた規定である以上、言うまでもなく八百長である。この前提条件までも含めて熊崎コミッショナーなどは総合的に判断を下そうとしている。規定における法の精神に照らしてピート・ローズの野球賭博を眺めた時、八百長を行っていないピート・ローズをジアマッティのように永久追放することが必ずしも妥当ではないという立場があっても決しておかしくはないのではないか。少なくともそう考えるのが私やマービン・ミラーである。


決して私はピート・ローズのファンでもなければ、福田のファンでもない。しかしピート・ローズへの復権は、ありか、なしかで言えば八百長をしていない以上、これまで十分に制裁を受けてきたことも考えて復権もありという立場を取る。また福田の処分も現実的に球界から追放されることにはなるだろうが、コミッショナーは規約に従って福田に1年の失格処分を下すのが妥当であり(世論の空気を読んで無期限の失格処分を下すということはあるかもしれない)八百長と関わっていない限り、彼の行為がどれだけプロ野球ファンの信頼を損ねたとしても規定に従って断じて永久追放にしてはならない。それが規約の法の精神に照らした私の野球賭博および八百長に対するポリシーでもある。


世論という空気に支配された魔女狩りが今行われようとしている事実に気づいている者はそれほど多くはない。


大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

当ブログのポリシー

「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。