ワールドシリーズを勝ち抜くための戦略!もはや意味不明のロバーツ監督の継投

未分類
10 /31 2017

すべての元凶は、第2戦7回のストリップリングにあったと私自身は考えている。

シーズン中でさえ、僅差勝ちパターンでストリップリングの継投は基本はなかった。そのストリップリングが投入された場面、対戦バッターは左投手を苦手としておりジャンセンからも値千金の本塁打を放ったゴンザレスであり、次の打者はレディックであった。左のシングラーニ投入で十分であったと考えている。

このストリップリングの意味不明の継投がモローの前倒しを招き、結果2イニングを跨いだジャンセンが同点弾を打たれて敗戦。

何が意味不明かというと、その2点差で勝って投入した投手を今度は第5戦の3点差で負けている9回に登板させている点にある。投手の役割を明確化できていないということである。行き当たりばったり感は否めない。前田も同点や勝っているシーンだけでなく、第3戦の序盤負けているシーンで酷使している。つまりロバーツはすべての試合に対して全力で勝利をもぎ取ろうとするあまり、結果もっとも重要なワールドシリーズの後半戦において、前田モロージャンセンとすっかりブルペンが疲れ切り勝てる試合を指揮官の戦略ミスによって落としているのである。

NYYグリーン交代のように判断として正しいが、結果打たれて負けるということもある。

しかしドジャースの場合は継投における明らかな監督の戦略ミスが響いている。どのような状況であっても均等に力をフルに出力するのは間違っているのであり、負けるべきところは負ける余裕も必要となることがある。

今回のケースは競馬で言う<鞭を入れるタイミング>を完全に早まってゴール前でスパートできないと例えればわかりやすいのかもしれない。ジラルディには攻撃における<動く力>スモールにやや難点があったとすれば、ロバーツには継投において<動かざる力>に決定的に欠ける。

ロバーツには孫子のこの戦略についての話を改めてじっくり噛みしめるべきである。田忌の話を知っている人は最後の結論へ。

http://japanese.cri.cn/chinaabc/chapter16/chapter160504.html

リンク先

===

田忌、馬を競う

 競馬は当時の斉の貴族の間で最も人気のある娯楽である。国王から大臣までがよく競馬を楽しみ、大金をはたいて賭け事をする。田忌もよく国王や他の大臣とこれに加わったが、これまで負けてばかりいた。この日も彼は負けたので家に帰ってからも不機嫌な顔をしていた。これを見た孫臏は「次回は私もお供しましょう、もしかしたら何かお役にたてるかもしれませんぞ」と田忌を慰めた。

 そして次に競馬が行われたとき、孫臏は田忌について馬場に向かい、文武諸官たちと多くの庶民も見物にきていた。競馬のルールとは馬の速さに基づき、上、中、下の三つの等級分け、ことなる等級の馬はそれぞれ異なった飾りをつけ、また賭けに参加した者の馬は、自分の考に基づき、それぞれ競走に出る馬の順を決め、三試合のうち二勝すれば勝ちとなるというものだった。

 孫臏はこのルールを知った後、しばらく様子をみてから、田忌がこれまで負たのは、決して彼の馬が他人の馬よりより大きく劣っているわけではなく、ただ戦略をうまく活用しないからだと悟った。そこで孫臏は「大将軍殿、ご安心ください、私は勝つ方法を見つけました」と田忌にその策を教えた。これを聞いて喜んだ田忌、すぐに王と千金を賭けると申し出た。負け知らずの馬をもつ国王も、気軽にこの田忌の挑戦に応じたのである。

 さて、試合がはじまる直前になって田忌は孫臏の指示に従い、上等級の馬の鞍を取り外して下等級の馬につけて上等級の馬に見せかけ王の上等級の馬と対戦させることにした。こうして対戦が始り、王の馬は矢のように前を走り、田忌の馬はかなりの距離をつけられてあとに続いた。これを見た王は有頂点になって大笑い。だが第二試合、田忌は孫臏の指示に従って、自分の上等の馬を王の中等級の馬と競わせたので、田忌の馬が王の馬を抜いて前を走り、大喝采の下に第二試合をものにした。そして大事な第三試合であるが、田忌の中等級の馬と王の下等急の馬との対戦になり、田忌の馬がまたも王の馬を負かせ、結果は二対一で、田忌は王に勝ったのである。

 これまで負けたことのなかった王は驚きのばかりあいた口がふさがらない。そこで仕方なく、田忌に、どこであんないい馬を手に入れたのかと聞くと、田忌は自分が勝ったのはいい馬を手に入れたのではなく、戦略の活用にあると答え、孫臏に教わった策を教えると、王は大いに悟り、すぐに孫臏を王宮に招いた。そこで孫臏は、双方の条件が対等のときは、策を用いて相手に勝つことができ、そして双方の条件の差は大きくても、策を用いれば損失を最小限に抑えることができると王に告げた。やがて、王は孫臏を軍師に任命し、全国の軍隊の指揮権を与えた。その後、孫臏は田忌に協力して、斉の軍隊の作戦方法を変えたので斉の軍隊はその後、他国の軍隊との戦い、数え知れぬ勝利を収めたのだった。

===

例えばこの孫子の策はALCSにおいて残り2戦でヤンキースが一勝すればいいという場面、第六戦バーランダーをスルーして、エース・セルベリーノを万全の状態で第七戦に当てるという応用も可能となる。一戦も落とせないアストロズは絶対に第六戦にバーランダーを使わざる得ない。

話を元に戻すならば、短期決戦の継投では基本前倒しがセオリーではある。しかし過ぎたるは及ばざるが如し。ロバーツは目先の勝利にこだわる余り、継投を前倒し過ぎるという悪しき傾向があることをまず自覚するところから始めなければならない。目先の勝利はもちろん大事ではあるが同時に、3敗までは負けが許されるという余裕も持ちつつ、7戦全体を大局的に俯瞰する力が指揮官には必要となる。

ペナントでは先発を80球前後で投球数の管理をすることによって、スターターはフレッシュな状態を保つことに成功したとする記事もあるが、裏を返せばそのしわ寄せは確実にブルペンに押し寄せており、そのつけが最も大事なワールドシリーズの後半戦に現われている。

結論

無理にすべての試合を勝ちに行こうとすれば、逆説的に勝てる試合まで落とすという事態に陥っているのが現在のドジャースである。指揮官には短期決戦を勝ち抜くための孫子の如き正しい戦略が必要である。

戦略的であるとは、必ずしも絶対に負けないことを意味してはいない。ワールドシリーズは3敗までは許される戦いであることを念頭に置いて戦略を組み立てるべきである。局所では負けても大局において勝つ。そうしたより戦いの全体を俯瞰する力がリーダーには求められている。




これまでヤンキースの戦略についてもハル・スタインブレナーの方針は一部の正しさは兼ね備えているものの根本的に間違っていると主張してきました。今でも全く変わりないのですが、ALCSに進出したから正しい方向と単純に考えているようでは、残念ながらその人物は戦略についての知識はあまり持ち合わせていないと考えざる得ないのです。この意味が果たして分かるでしょうか。

いずれこのブログを終える前に改めて話をします。またブログ続行すべきかはいずれ、別の機会でアンケートを取ります。リクエストがなければそれで終了とします。

大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

当ブログのポリシー

「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。