アーロン・ジャッジはMVPを獲れるのか!セールはクルーバーに逆転を許す

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09 /30 2017

ワールドスポーツMLBではrWARのランキングを元に、アルトゥーベがMVPでありサイヤングはクルーバーであると結論をしていました。

rWAR

アルトゥーベ 8.3
ジャッジ   7.7

クルーバー  8.0
セール    6.0

しかし、当然のことながらfWARも同時にチェックしなければなりません。そうすると順位が逆転していることがわかる。

fWAR

ジャッジ   8.1
アルトゥーベ 7.6

セール    7.7
クルーバー  7.1

rWARとfWARどちらが優位ということもありません。スタッツの設計がそれぞれどうなっているのか詳細を理解していれば、どうしてこうした数字に違いが出てくるのかもわかるものです。それほど難しいものでもなく、原理も実に単純なので是非wikiなどを参考に勉強するのも悪くありません。

ひとつ言えるのはrWAR派もいる一方でfWAR派も、また多く支持する人がMVPを投票する記者の中には存在するということです。ちなみに私は折衷派。

セールのキャリア月別成績 FIP

4月 2.92
5月 2.55
6月 2.64
7月 2.73
8月 3.01
9月 3.86

細身のセールはフィジカルがフレッシュな時は無双モードで、シーズン終盤に入って成績が明らかに落ちるという傾向を持っていました。それについてはすでに私自身、既知であり、2017年に限っては圧倒的なリードを保っていたために、サイヤングはセールが終盤成績が落ちても逃げ切るだろうと個人的には考えていました。しかし最後の登板でほぼ勝負は決まってしまったと言えなくもありません。

fWARではセールの方が上ですが、rWARの大差を考えるとトータルでサイヤングはクルーバーが妥当でしょう。

しかしMVPについてはrWARとfWARを比較してもジャッジとアルトゥーベは互角と言ってもいい。後は三冠のタイトルも含めた印象度やチーム成績(MVPに限っては勝利への貢献度という意味で立派なひとつの軸)をどう眺めるのかという勝負になっているといったところです。WARでみる実力は互角、チーム成績がアストロズ地区優勝、しかしインパクトではオールスターの最多投票や新人本塁打記録も含めてジャッジに軍配が上がることになる。

もし私にMVPの投票権があるならば僅差で本塁打王を確定させているアーロン・ジャッジに1位のポイントを入れる。50本塁打をオーバーするインパクトは大きい。本塁打が野球の華であることに疑いの余地はない。

俺の結論(パロディです。冗談が過ぎました)

MVPとサイヤング賞。いずれもワールドスポーツの分析にあったような決してrWARの高さを競うタイトルではない。fWARやチーム成績、印象度なども総合的に加味し、決せられるべきものである。問題点は数字では単純に決まらないタイトルであるために、記者の恣意性、もっと言えば判官びいきのバイアスや好き嫌いでタイトルのゆくえが決まるという最大の欠陥がある。それは昨年バーランダーのサイヤング争いでも大きな話題になったはずである。

ちなみに最後の4割打者でもあるテッド・ウィリアムズは打率4割を打った1941年、2度の三冠王を獲った1942年、1947年、いずれもMVPに選ばれてはいない。




追記1

セールにもノーチャンスとも言えません。300K超えというスタッツが秀逸であるというのが第一点。fWARはリーグ1位であるのが第二点。そして判官びいきというバイアスが働く可能性があるというのが第三点です。クルーバーはすでに一度サイヤングを受賞しています。その際に大本命はフィリックス・フェルナンデスでしたが、すでに一度受賞していたために判官びいきのバイアスも働いて、クルーバーが受賞。そのキングもサイヤング初受賞した際はわずか13勝という勝ち星で受賞しました。これも判官びいきのバイアスが少なからず働いていた例と言ってもいいでしょう。

セールのサイヤングの可能性は20%。

追記2

先回の記事ラストで、ダルビッシュの不安定さについて触れた最後の個所を修正しておきます。ダルビッシュが今回スライダーに関して掴んだものはそうやわなものではないと信じることにしました。果たしてPOには弱いというジンクスをカーショウ・ダルビッシュの1・2は跳ね返すことができるだろうか。

POも含めて最終的にスタツツがどう変化するのか。まだ、ダルビッシュのシーズンは終わっていない。


大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

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「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。