ダルビッシュ 本番に向けてスライダーの大復活!

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09 /27 2017

予想が外れたことも含めて、率直に偽りなく話します。

ダルビッシュ有に危険シグナルあり!肉体改造の功罪をセイバーメトリクスする

この記事でも分析したように、ダルビッシュ最大の武器であるスライダーの切れが著しく落ちたことによって2017年のパフォーマンスはキャリアを通じても厳しいものになる可能性が高いと結論していました。この点については、LADへ移籍してからスライダー改善の取り組みをしたことからも、TEX時代の最後のERAが4.00台に突入したところからしても、ほぼ予想通りであったと考えています。

序盤戦はERA2.00台であるから素晴らしい成績だという人も少なからずいたわけですが、セイバーメトリクスの掟として、FIP3.00台後半へ向かって確実にERAも下降していくだろうと私自身は考えていました。たしかに失点はそれなりに抑えているが、映像を見てもボールがばらつき、運にも助けられている。

TEXの守備も劣悪だというダルビッシュを擁護する意見もありましたが、TEXの拙守によって失点したケースも多かったのはたしかですが一方で、特に前半戦のFIPが3.00台後半であるにもかかわらずERAが2.00台の時は、ダルビッシュは数多くのファインプレーに救われていたのも事実です。シーズン序盤のVTRをよく見返してみてください。「またもやダルビッシュ、味方の守備によって救われました」というアナウンサーのコメントを何度も聞くことになります。

守備に助けられたことはころって忘れて、拙守によって足を引っ張られることは印象が強いので、どうしても人の印象とは後者にひっぱられがちです。こうしたバイアスを一つ一つ丁寧に取り除いていく作業がとても大事になってきます。現時点でもTEXのチームDRSは30チーム中7位であり、守備力は下手どころか明らかに上手いチームであることがセイバーメトリクス的にも把握されています。

よく打たれるとダルビッシュは運がなかったとも言っていましたが、実際はBABIPにしてもリーグ平均よりも下回る数値を示しており、トータルとして眺めると運が悪かったやチームの守備力のせいにするダルビッシュの発言は、単なる言い訳に過ぎないとセイバーメトリクス的にも判断せざる得なかったというのが率直なところです。

ただしTEX時代、援護点が低すぎて、勝ち星が伸びないという点は事実です。

ダルビッシュの投げた試合はこれまですべて見てきましたが、今日の試合、ダルビッシュは文句なしに全盛期を彷彿とさせる2017年最高のスライダーを投げていました。9K 0BB という試合の結果を眺めても、本物感を漂わせており、ダルビッシュ本人もかなりの手ごたえを感じているように考えています。

今日のスライダーなら、右左関係なく空振りが取れるのが大きい。

ドジャース ダルビッシュのスタッツが劇的に改善される可能性あり という記事も書きました。見事までに、ここまでは大外れな内容でしたが、最後の最後でダルビッシュはきっちりと仕上げてきました。少なくとも直近3試合のスタッツはすこぶる優秀。

ただし、スタッツ改善は強いチームへ移籍したことによってもたらされる精神的な余裕が大であるとした予測は間違っており、このままではプレーオフに登板すらできないのではないかという強い危機感とポストシーズンでで勝利するために自分は呼ばれたのだというダルビッシュの強い責任感が、強烈なエネルギーを生み出しパフォーマンスを大きく引き上げる結果となったと考えるのが妥当です。スタッツは大して変わらなかった点も含めて、私の予測は間違っていました。

いよいよダルビッシュにとっての本番が始まります。

追記 しかし2017年はその日によってダルビッシュの調子は乱高下する傾向が強いので、正直、不確定要素も大きいのは否めません。

大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

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「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。