ドジャースが更なる補強 グランダーソン獲得その理由

未分類
08 /22 2017

クラッチヒッターは存在する!そのセイバーメトリクスの常識を疑え

でもザイディについて少し述べたように、ドジャースの首脳陣はデジタルで論理的な思考だけでなく、アナログなものに対しても十分に価値を見出す極めて柔軟性の高い集団です。<数で表現されるもの>に対してのみならず、<数では表現されないもの>に対しても、偏見を抱くことなく両者に適切な距離感をもって知的なアプローチする姿勢を持っているのがドジャースの首脳陣です。ロバーツを監督として選択した最大の理由も、ルースの呪いを破った一大転換点ともなった「the steal」を決め世界一にもなった経験もありますが、闘将として燃えるような勝利への情熱を持っていたからに他なりません。

さて、なぜグランダーソンを補強したのかということですが・・・。

第一には世界一を目指すにピーダーソンでは心もとなく、グランダーソンのプレーオフの経験値、特に2015年のロイヤルズとのワールドシリーズでも3本塁打を打った大舞台での勝負強さを買っての補強だというところでしょう。大舞台での実績についても、単なるセイバーメトリクス信者であらばたまたま偶然である結論しがちですが、クラッチをひとつの能力として認めるドジャースはそこが違います。

先日も100m「9秒台のカウントダウン」というNHKスペシャルがありましたが、キーは最新のスポーツ科学でも明らかになっているようにメンタルを整えるにありとありました。ライバルの猛追する姿が視界に入った途端に、メンタルに動揺が走り、明らかに筋肉の連動性に支障が出て走りに乱れが生じることが科学の面からもはっきりしてきました。平常心を保てれば勝てるレースも、それを失ったために勝てるものも勝てなくなる。

星野ジャッパンの惨敗などは、監督の明らかな采配ミスもありましたが、同時に強面の星野では慣れない国際舞台で選手たちの過緊張を解すことは到底できなかったことが大きな要因だったのではないでしょうか。ベンチには悲壮感のようなものが漂い、ふつうのレフトフライさえGG佐藤は落球しました。

大舞台でも力を発揮できるメンタルをグランダーソンは持っている。

第二は

LAD新社長フリードマンのゴードンを放出した戦略とその誤算

にも示したように、世界一をターゲットにした時、POにおいてチームケミストリーを上げることの重要性も熟知しており、グランダーソンはクラブハウスでの評判がすこぶる良いという面は見過ごせません。グランダーソン個人として大舞台での経験や勝負強さのみならず、他の選手への良い影響力が大である点を評価しての獲得ということです。おそらく想像している以上にドジャースは、孫子が大事とした人の和・チームケミストリーの重要性を認識しています。ちなみに一時期取り出されていたケミストリーを乱すプィーグをなぜ放出しなかったと言えば、交渉チームから完全にドジャースの足元を見られ、厳しい条件を相手が提示してきたためにそこまでしてプィーグを安売りをすべきでもないと現実的な判断を下したからです。

ダルビッシュやグランダーソンの補強を通じて、ドジャースのベンチもフロントの本気度に意気に感じており、モチベーションをより一層高くしていることはブランドン・モローはじめ選手たちのインタビューからもはっきりわかっています。アストロズのカイケルとは全く逆の反応を示しているということですね。

結論

大舞台での経験及び勝負強さ・チームケミストリーの更なる改善を期待してのグランダーソン獲得であり、ワールドシリーズにあたって精神的なチームにおけるアンカ―役をドジャースはグランダーソンには期待している。


大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

当ブログのポリシー

「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。