失速するアストロズ 虎視眈々のインディアンズ 

未分類
08 /17 2017
8月に入ってからも順調に勝ち星を伸ばすドジャースとは対照的に、コレアの欠場もあってか全くと言っていいほど補強をしなかったアストロズは5勝9敗と失速しています。結果論ではなく、フラッグディールで何らのインパクトのある動きをしなかったルーノウの判断は果たして正しかったのか、大きな疑問は残ります。交渉材料としてのプロスペクトは十分にアストロズは持っていました。ゲーム差が開き過ぎていたためにルーノウに慢心のようなものがなかったもかどうか。

こうした中、着々と戦力のバランスを整えて2年連続でリーグ優勝を果たす勢いのあるのが、インディアンズです。

wRC+<パークファクター補正された攻撃力>が30チーム中5位であり(ドジャースは2位)、投手WAR<パークファクター補正された投手力>もドジャースと並んで30チーム中1位となっています。それだけの戦力が整っているにもかからわず、ブラントリーの戦線離脱に即座に対応し マイク・チャーノフGMは早速、ジェイ・ブルースを補強しました。これでキプニスにつづきチゼンホールなども復帰すれば、昨年よりも一段と力強さを増した戦力でもって、POへ進出ということにもなりそうです。

というのも昨年にはいなかったブルースに加えてDHにはエンカーシナオンが加わっており、先発もクルーバーだけでなくサラザー・カラスコが復活し健在ぶりを発揮しているのが非常に大きいと言えます。現在チーム全体のK/9 10.18はメジャー全体1位の驚異的な奪三振力を誇っています。こうしてセイバーメトリクス的に見ると、総合的なチーム力においてドジャースとがっぷり四つに戦える陣容を整えている一番手が実はインディアンズであることがわかります。

また2017年のフラッグディールにおいて最高のパフォーマンスを見せたヤンキースのキャッシュマンGMではありましたが、ジャッジが予想を遥かに超える不振に陥ってしまい、かつチャップマンも本来の力を発揮していないため、投打の歯車がかみ合わず思うような結果が出ていません。しかしセイバーメトリクス的にはwRC+<パークファクター補正された攻撃力>が30チーム中4位、投手WAR<パークファクター補正された投手力>も30チーム中4位であり、<ジャッジ・チャップマン・田中>のキーマンとなる3人が10月に照準を合わせて本来の力を取り戻せば、十分にワールドシリーズ制覇のポテンシャルを秘めていると言えそうです。特にブルペンの強さはメジャー全体1位であり、終盤接戦時になった時、ヤンキースはどのチームよりも強さを発揮する力量を本来的には持っており、自らの土俵へどう相手を引きずり込みめるかが大きなポイントとなっています。ヤンキースはシーズン終盤までに確固たる「勝利の方程式」を作り上げることができるかが重要なキーとなるでしょう。果たして最終的に誰をクローザーに配置するのか、それによってチームの命運は決するかもしれません。

要は過程はともかく、滑り込みセーフでも良いのでPOへ進出した時、チームの状態はどうなのかが最も重要であるはずです。過去を見ても116勝と余裕で勝ち上がったマリナーズがリーグ優勝すらできなかったように、滑り込みでワンゲームプレーオフの権利を得たKCがワールドシリーズ優勝目前までいったように、POへ入る勢いとチームの戦力がどう整備されているかが最大のポイントです。

ボストンもデバーズとヌネスの新加入の選手が大活躍をしており、2017年最高の投手である絶対エース・クリス・セールを擁するボストンももちろん十二分に力を持っている言えます。こうしてみると前半の大本命と見られていたアストロズの圧倒的な強さは影を潜めつつあり、虎視眈々と戦力を整えて満を持してインディアンズらが後ろから勢いをもって駆け上がってくる姿が見えて参ります。

敢えて、まだPO進出すらままならないインディアンズとヤンキースに着目して、これからのレギュラーシーズンを眺めていくつもりです。

大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

当ブログのポリシー

「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。