ダルビッシュ 移籍へのカウントダウンはじまる

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07 /24 2017
7月21日のレイズ戦に登板したダルビッシュ。8イニングを投げて、3HRは献上したものの12K1BBという素晴らしい投球内容でありフラッグディールにおけるショーケースとしては大成功でであったと言えます。特にファーストボールを中心に空振り率が抜群であったことはダルビッシュの株を更に上げたはずであり、ダニエルズにんまりというところかもしれません。

TEXもワイルドカード圏内ではあるものの、それなりに良いピッチングをしているエースが負け越しているようなチームで、PO進出して勝てるというイメージはなかなかし難いものがある以上、現時点でレンジャーズはダルビッシュを出すという方向性で動いていると考えるのが自然です。

2017年 6勝8敗 133イニング

ERA 3.44 FIP 3.83 xFIP 3.75  K9.65 BB 2.90

2016年までの通算スタッツ

ERA 3.29 FIP 3.15 xFIP 3.12  K11.32 BB 3.47

今シーズン、手術をして肉体改造をした成果は如何にというところですが、ダルビッシュが世界一の投手を目標としているため、サイヤング圏内かつ進化した姿を描くならば、ライブボールへ変更されたことを加味しても2016年までの通算スタッツのレベルは最低限求めたいところです。しかし実際は2016年までの通算スタッツのレベルには達していないと言えます。

2017年、ダルビッシュへの客観的な評価はサイヤングレベルの超一流ではないが、オールスター級のトップスターターという位置づけが妥当でしょう。

基準をリーグ平均レベルの投手にすれば、今年のダルビッシュも間違いなく素晴らしいという評価になりますし、基準をサイヤンガーにすれば評価は厳しいものとならざる得ない。当ブログ的にはダルビッシュにはサイヤンガーレベルを基準にしていたために厳しいシーズンになるだろうという言い方をしました。ダルビッシュが世界一の投手を本気で目指しているならば、少なくとも現状の成績で満足をしているかと問われたら、本心では決して満足していないと信ずるものです。

話は変わりますが、クリス・セールのなで肩のほっそりした体つきを見る限り、肉体改造もやり過ぎるのはトータルとしてどうなのかという疑問は依然つきまといます。現時点でセイバー的に言えるのは、パワーアップしたダルビッシュの4シームは確実に進化した一方、可動域が狭まったせいなのかスライダーがやや劣化しているということです。

移籍先はレンジャーズのリクエストに最もよく応えてくれるチームということに基本なるでしょうが、単純にダルビッシュ自身からすれば、強力な打線の援護がもらえて、かつピッチャーズパークを本拠地とするドジャースなどは好都合なのかもしれません。ちなみに、アストロズはメジャー最高の攻撃力を持つチームですが、この2年、メジャー最高のピッチャーズパークこそが意外にもミニッツメイドパークでありました。つまりアストロズの本拠地こそが最も投手有利な球場であるとセイバーメトリクスでは判定されています。結構知らなかった人も多いのではないでしょうか。単にダルビッシュサイドからの好条件だけ見れば、<強力な打線の援護>+<ピッチャーズパークを本拠地>を有するアストロズは最高のチームであるとは言えます。

ちなみにパークファクターの式を見ても明らかなように、そのチームの攻撃力とパークファクターは基本無関係です。つまりアストロズがメジャー最高の攻撃力を有しながら、チームの本拠地であるミニッツメイドパークが、メジャー最高のピッチャーズパークであることは十分にあり得る話です。

正直どこへ行くのかはよくわかりませんが、環境を変えれば、劇的にパフォーマンスが変わる投手もいるだけに、ダルビッシュは最終的にどこへ行き、パフォーマンスはどう変化するのか。期待をもって成り行きを見守っていきたいと思います。レンジャーズというチームでのダルビッシュの行き詰まり感は、相当なストレスになっていることだけは想像に難くありません。


大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

当ブログのポリシー

「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。