短期決戦においては監督の言葉が貴重な戦力となる!

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10 /23 2015


戦略的な思考をもってすれば(ペナント・イニング序盤・大量得点差・打者の時代・ヒッターズパーク)という条件が重なれば重なる程、目先の1点に目を奪われることなく<長期的な確率論>を重視し、(短期決戦・イニング終盤・接戦・投手の時代・ヒッチャーズパーク)という条件が重なれば重なる程<目先の1点を取る確率論>を大事にすることが、一般的な戦いのあり方です。


戦略的な正しさとはTPOによって変化するということに尽きるわけですが、例えば戦いの場所がHRが乱れ飛んだヒッターズパークのリグリー・フィールドになった途端、マドンもコリンズも、あまりリスキーな戦術となる盗塁を仕掛けることはしないだろうと試合前の会見で言いました。なるほどもっともだと思って言葉を受け取った矢先、その言葉の裏をかくように、すかさずNYMは盗塁を仕掛けました。これぞ奇襲です。セオリーの裏をつくところにこそ奇襲の極意があります。ちょうどヨーストがTORへ内角を攻めると言って、外角一辺倒で初戦、ボルケズが見事なピッチングをしたように、こうした高等な言葉による駆け引きが短期決戦では度々繰り広げられることがあります。


魔術師と言われた名将三原もまた言葉の魔術を使って、好敵手でありこれまた名将でもあった水原や西本の心理をかく乱し伝説の戦いを制しました。話は逸れますが私が見る限り三原修こそプロ野球の史上最高の監督です。MLB史上においてはビルベックという存在に惹きつけられましたが、NPB史上ではこの三原修に時代を超越した巨大な力を感じます。

短期決戦ではこのように会見の言葉をも戦力にしてしまう強かさを持つ監督が最終的に勝つ可能性が高くなります。セイバーメトリクスでは言葉の力まで数値化はできません。しかし時に野村監督が日本シリーズにてインコース攻めをアピールすることによって全盛期のイチロー封じをしたように、短期決戦では監督の言葉も時に貴重な戦力となることがある。それだけ短期決戦は戦いの多様なエッセンスが凝縮される舞台でもあるということですね。



大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

当ブログのポリシー

「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。