守備シフトを禁止する必要などない ただ今、BABIP上昇中!

未分類
07 /01 2015


「守備シフトの有効性を過大評価してはならない」という記事で書いたように、BABIP観測の途中報告です。前回一ヶ月前くらいその時はBABIPは296でした。そして帰納的な予測としてはこれからBABIPは上昇する可能性の方が高いと言いました。現在のBABIPは298まで上昇しています。一概に言えないところですが、夏場になれば投手がへばって打者の季節に入り、BABIPは一般に上昇する傾向性があります。もちろん絶対の法則ではないので、もう少しBABIPの推移を眺めてゆくことにします。


ところで守備シフトについて解説者田口はオルティースの打席でシフトが効いてファーストゴロのシーン、おおよそこんな話をしていました。「引っ張り専門打者に対してシフトを敷くのは有効だということはわかるのですが、昨年あたりからふつうの打者にまでシフトを敷いていますよね。ほんとうにシフトはそこまで有効なのか、疑問があるんですよね」


全くそのとおりであり、論より証拠、実際に2014から2015年にかけて爆発的に守備シフト数が伸長した2014,2015のBABIPは過去2013年以前の5年と比べても2014が最高のBABIP299であり 2015が2番目のBABIP298の値を示しています。「守備シフトは実に効果的であるが、BABIPは上昇している」論理としては完全に破綻しています。プルヒッターに対しての守備シフトは数字にもあるように十二分に機能していることは私も認めます。そういう意味では決して過小評価しているわけではありません。しかし、ふつうの打者に敷いているシフトが劇的な効果を上げているのかと問われたら、NOと言わざる得ない。詳細については「守備シフトの有効性を過大評価してはならない」という記事でもご覧ください。


ところでたまにNYYのマッキャンなどが3塁線へセーフティを見せるように、あるいは昨年のWSでSFのベルトが僅差の大事なシーンでKCの守備シフトの逆をついてバントを成功しチャンスを拡大させて、結果その接戦をSFが勝ったように、ここぞという終盤、接戦という大事なシーンに対して強打のプルヒッターも秘密のバント練習をし、いざという時にプルヒッターがセーフティバントを狙うことはあってもいいのではないでしょうか。

マッキャンにしてもベルトにしてもプルヒッターではあるが、超一流の強打者には必ずしもカテゴライズされるわけでもありません。せいぜいHRも20本程度のプルヒッターなら、バント練習を継続的にコツコツしコーチからある程度の技術を教わりながら、ここぞという場面で守備シフトの逆をつくのはありだと私は考えます。もし仮にもそんなに守備シフトが目障りなら、全盛期のオルティースレベルのプルヒッターでないなら3試合に一回くらいバント2塁打を打てばいいのではないか?

新コミッショナーは守備シフトを禁止するという対処療法的な対策を講じる可能性について論じたようですが、そもそもBABIPが上昇しているのになぜ守備シフトを禁止する必要があるのか?これで守備シフトが大幅に増えた2014年からのBABIPのフェーズが明らかにがらっと変わって一気に5厘~1分程度の低下が見られるならわからなくもないですが・・・、もし仮に守備シフトが効果的なら、バントを磨いてその逆をつくまでです。

結論としては守備シフトを禁止する必要は微塵もないし、2015もシーズン通してのBABIPが明らかに低下することはまずない、そう断言して良さそうです。



大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

当ブログのポリシー

「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。