戦いは短期決戦モードへ 栗山監督の判断力ひとつで勝負は決する

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09 /15 2016
これまでも戦いのセオリーについてMLBカテゴリーでは述べてきました。なぜスモールな要素がより短期決戦になると大事になるのか、なぜギャンブルを仕掛けることが短期決戦においてはより大きな意味を持つのか、なぜペナントでは目先の結果に囚われて右往左往するような采配をすることがあってはいけないのか、過去の歴史の戦いやセイバーメトリクスを用いながら、様々に説明を試みてきました。ペナントでの戦いのセオリーと短期決戦での戦いのセオリーは当然に異なってくる部分があります。通常は残り十数試合までは采配もペナントモードを重視すべきですが、最終コーナーを回りゴールが近づいてきた時、それがレギュラーシーズンであっても、采配も短期決戦モードへがらりと切り替えなければならない。短期決戦モードのひとつが期間限定のラッキーマンを重用することなどはよく知られますが、多少の実績程度ではアンラッキーマンは切るという決断も大事になります。

有原ですが、ソフトバンクには結果はともかく私ならば投げさせません。限りなく撃ち込まれる可能性が高い以上、切るという決断をします。斉藤ついては、敗戦処理モップアッパーとしての役割を十分に果たしています。仮にゼロに抑えても、誰が投げても99.9パーセント負ける試合だったのですから、他の中継ぎに休養を与えるという立派な仕事をしたと言ってもいい。もともと試合をぶち壊した有原には大した批判をすることなく、失点を重ねようが立派に敗戦処理でイニングをこなした斉藤をバッシングしてどうするという話です。目下、斉藤最大の仕事は勝ちゲームで投げるブルペンに休養を与えるというものです。

レアードを辛抱強く使いその才能を開花させたようにペナントを乗り切るためには選手を信頼して目先には囚われないことが大事になりますが、目先の一勝が重要な意味を持つとき、レギュラーシーズンのように様々な可能性へ視野を大きく広げて選手に任せるというモードから、誰がほんとうに使えるのか、焦点を絞り込み決断し<切る>というモードへ監督も切り替えていかなくてはなりません。有原で勝てる可能性もあります。しかし明らかに有原よりも勝てる可能性の高いスターターがいる以上、私ならば有原を切ります。

ひとつだけ言えることがあります。それは監督の判断力ひとつで勝負は決するということです。勝てるチャンスはあります。大谷をどう使うのかも含めて、薄氷の上を歩くようなぎりぎりの中で、正しい判断力が求められています。判断をひとつ間違えば水の中へ深く沈んでゆくことになります。


大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

当ブログのポリシー

「これは現代に繰り広げられる壮麗なサーガであり、神話という文脈の中で大谷翔平という選手を捉えなければ、その実相は決してわからない。」

写真は古代ギリシャの神殿。