ピート・ローズさん 昔はツーシームもチェンジアップもないでしょう。

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06 /18 2016
「今と昔は投手の配球も変化球も大違い。ツーシームもチェンジアップもないでしょう。」

そうオリックスナインはイチローを擁護したようです。しかし擁護するという姿勢が善意に満ちていれば、プロセスにおいて全くの出鱈目な知識を持ち出してもいいのでしょうか。

今から80年前に沢村栄治という大投手がいました。日本にプロ野球が作られる直前に全日本の投手としてルースやゲーリッグと静岡県草薙球場で対決して、0-1で惜敗した歴史は余りにも有名です。

ゲーリッグが7回裏にカーブをスタンドまで運び、試合に決着をつけたと言われています。この試合、沢村栄治が全米チームを苦しめた最高のボールこそが「シンキング・ファーストボール」いわゆるツーシームです。日本のプロ野球が誕生する前からツーシームはありました。これは紛れもないファクトです。

ちなみにチェンジアップについても起源は1800年代後半にプレーしたティム・キーフだと言われています。クリスティー・マシューソンの「消える魔球」と言われたスクリューも広義としてのチェンジアップにカテゴライズされるのではないかと個人的には考えています。4191安打のカッブの時代における最高のヒーローがクリスティー・マシューソンです、投手版ジーターのようなイメージとして捉えてもらってもいいのではないでしょうか。

誤解してほしくないのは、オリックスナインの無知を指摘して得々とすることが今回の記事の目的なのではありません。あくまで今回は一つのサンプルとして、オリックスナインの話を取り上げてみました。タフィー・ローズを持ち出して日本の野球レベルを揶揄するピート・ローズに代表されるアンチにしても、その反対の信者にしても、まず結論ありきであって、そこに至るまでの都合のいい材料だけをピックアップして、己の意見を強化するというバイアスで雁字搦めになっています。

ちなみに、これを確証バイアスと言います。後知恵バイアスと並んで数多くのコラムで散見されるものです。

賛否両論渦巻くこの問題について、当ブログならどう眺めるのが正しい見方であると考えているのか。いずれアンチでも信者でもない様々なバイアスを取り去ったところに立って、事実を積み上げながら、物事を多角的、立体的に捉える試みをしていきます。当ブログ流にそれなりに必ずオチはつけるつもりです。







沢村栄治 2シームの握り。


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大谷翔平についてのスタンス

日本ハムOB・野球評論家・プロ野球ファン・日ハムファンから二刀流・大バッシングのまさしく四面楚歌だった新人時代から一貫して栗山監督及び大谷二刀流の擁護する立場を貫く。

メジャーに大谷レベルの選手いくらでもいるとした二刀流否定派・メジャー通による「ゴロゴロ大谷説」も日本ハム時代から一蹴。

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写真は古代ギリシャの神殿。